新型コロナウイルスの流行によって経済状況が大幅に変わっていっています。日経平均株価も今年1月には24,000円程度だったのが、3/6日の時点で20,700円程度まで下がっています。この数週間はボラティリティが高く、株価が上がったり下がったりを繰り返しています。
現在の株価の乱高下は、実体経済の状況に則したものなのか?
私達は今後どのように生活していけばいいのでしょうか?
この2点について解説します。
現在の株価の乱高下は、実体経済の状況に則したものなのか?
私達は今後どのように生活していけばいいのでしょうか?
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新型コロナウイルスによる実体経済の悪化
新型コロナウイルスの流行以前にも、GDPが消費税増税の影響により年換算で-6.3%と経済状況の悪化が現れてきていました。そして、今回の新型コロナウイルスの流行の影響による実体経済状況の悪化が予想されます。具体的にどのような影響が考えられるかを見ていきましょう。
外国人の旅行客の減少
2018年の外国人観光客の1人当たりの支出は平均15万2,500円です。旅行者数は2,885万人で合計4兆4030億円にものぼります。それに、クルーズ船の観光客の消費額は1000億円程度あります。外国人観光客からの収入は莫大です。
北海道、京都、東京、大阪など海外の観光客の減少が目立っています。2020年に日本へ旅行する人は一体どのくらいいるでしょうか?
世界では日本が新型コロナウイルスを広げた張本人であるという誤解を生んでいますし、また、実際に日本の対策が遅かったというのもあります。こういった世界からの批判により、外国人の旅行客の激減は容易に想像できます。既に中国人のツアー客を受け入れていた愛知県の老舗旅館が廃業しており、これからさらに増えていくことが予想されます。
国民全員が外出を控える
旅行をしなくなるのは外国人旅行者だけではありません。日本国民も新型コロナウイルスの感染防止のために外出を控えています。
旅行業界や外食業界など様々な業界に多大な損害を与えるのは必至です。
国内のイベントの中止・延期・無観客
東京マラソンの一般ランナーの出走禁止措置など、各種イベント、コンサートなどが縮小、中止されています。スポーツ観戦も無観客試合になることもしばしばです。
プロ野球は現在オープン戦を無観客試合で行っています。また、開幕戦も4月に延期することが決定しました。
プロ野球は現在オープン戦を無観客試合で行っています。また、開幕戦も4月に延期することが決定しました。
こういったイベントをもし開催して感染が確認されたら、それこそ批判の的となるため中止もやむ無しといった状況です。
オリンピック開催への不安
オリンピックの開催が不安視されています。夏頃までに新型コロナウイルスが収束しなければ、無観客での開催、もしくはオリンピックの延期、中止などが予想されます。
もともと、日本国内の景気はオリンピック後に徐々に悪くなると予想されていましたが、それがさらに前倒しになる可能性が出てきました。
倒産企業の増加
以上のように、実体経済は悪化の一途を辿ることが目に見えています。今後倒産する企業が膨れ上がる可能性があります。あなたが働いてる企業もそれに該当するかもしれません。
今後の生活で磨くべき力
今後、新型コロナウイルスの感染に注意して生活するのは勿論ですが、消費税増税と倒産の恐怖の中、どのように生活していけばいいのでしょうか。私は以下の3点が大切だと考えます。
・個人で稼ぐ力を身につける。(副業)
・節約、倹約する。(固定費の削減。保険の見直し。)
・不労所得を得る。(資産運用)
この3点を磨いていけば、このような経済状況の中でも生き抜くことが可能です。
いずれにしても健康であることが大前提なので、新型コロナウイルスが早急に収束することを祈ります。
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