米国高配当ETFのSPYDのコロナショック前後の特徴

2021年3月19日付で、米国高配当ETFであるSPYDの分配金が発表されました。

米国高配当ETFのSPYDのコロナショック前後の特徴

SPYDは前期比で大幅増配

気になる分配金の額は1株あたり0.636159$でした。前回の2020年12月より約4.9%の増配、前年同期比より約60%の増配となりました。

今回の分配金が1年間続けば、配当利回りは6.5%程度とかなり高い水準です。

昨年の9月の分配金は1株あたり0.26$と大減配していたため、私も含め保有者はホッとしたことと思います。

SPYDのコロナショック前後の特徴

今回のコロナショックで、初めての暴落を経験したSPYDですが、暴落時の特徴が明らかになりました。同じく高配当ETFであるVYMと比べて、下記の特徴があります。

①暴落時の株価の値下がりが激しい

SPYDはコロナショック前から一時40%以上も値下がりしました。VYMでも35%程度値下がりしました。
良く言えば、それだけ安値で購入できるチャンスはあります。

②暴落時に大減配する

SPYDは2020年9月は前年同期比で40%程度の減配を行いました。
VYMは前年同期比で減配にはなっていません。

③株価の戻りが遅い

SPYDはVYMに比べて株価の戻りは遅いです。逆に今年になってからは、VYMよりも株価の上がり方は好調です。安い時にVYMを買いそびれた人がSPYDを遅れて買うのもいいかもしれません。

以上のような特徴があり、VYMは暴落時に強く、SPYDは暴落時に弱く、株価の戻りも遅いことが証明されました。

ただ、SPYDはVYMよりリスクが高い分、高配当です。そのため自分の許容できるリスクを把握し、バランスよくこれらの高配当ETFを持っているのが良いと思います。


0 件のコメント :

コメントを投稿