経済ニュースで最近よく耳にする「テーパリング」とは

最近、株や経済ニュースなどで「テーパリング」という言葉をよく聞きます。「テーパリング」とはどういう意味なのでしょう?

経済ニュースで最近よく耳にする「テーパリング」とは

経済ニュースで出てくる「テーパリング」の意味は?

テーパリングは、英語で"Tapering"と書き「先細り、徐々に減らしていく」という意味になります。

経済ニュースなどで聞く「テーパリング」は量的金融緩和政策の縮小を意味します。2020年のコロナショックで世界的に金融市場が混乱しました。現在各国の中央銀行が国債などを大量に購入するなどして、債券市場を安定させ長期金利を低下させています。経済活動を活発化させるためです。

景気が上向いてくればこの金融政策を正常に戻す出口戦略として、量的緩和政策の縮小を行います。この量的緩和政策の縮小を徐々に行うことを「テーパリング」と呼んでいます。

いつかは「テーパリング」を開始する必要がある。

今後世界的にコロナワクチンの普及によって景気が上向いてくることが予想されます。量的金融緩和政策はショック時の一時的な対策であるため、市場を正常に戻していく必要があります。

現在はまだテーパリングを開始する段階ではありませんが、今後FRBの議長などがテーパリングの開始について言及することになるでしょう。その際に金融市場が混乱する可能性があるため、テーパリングに関するニュースに注意しておきましょう。

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