毎年夏に開かれるジャクソンホール会議が今年ももうすぐ開かれます。今年は8月26~28日に対面方式で開催されることが決まりました。
【今後の金融・経済を占う】ジャクソンホール会議とは?
ジャクソンホール会議は、アメリカ合衆国のワイオミング州ジャクソンホールという場所で毎年開かれている金融・経済シンポジウムです。
各国中央銀行の要人や経済学者が集まり、金融政策を議論します。
ジャクソンホール会議が注目される理由
2010年に当時のバーナンキFRB議長が量的金融緩和第2弾(QE2)を示唆する発言をして大きな注目を集めました。
今年は量的金融緩和の縮小(テーパリング)を開始する時期に注目が集まっており、この会議で言及されるかもしれません。
ただ過去の会議ではっきりとした経済政策が発表されることは極めて稀で、今年もにおわせ程度にしか言わないことが予想されます。
ジャクソンホール会議後に行われるFOMCに注目
今年(2021年)のジャクソンホール会議では、FRBのパウエル議長が講演する予定であることを発表しましたが、中身については現在のところ何も言えないと発言しています。
その他にも、ジャクソンホール会議後の9月に行われるFOMC(連邦公開市場委員会)では、7,8月の雇用統計が発表され、参加メンバーの経済・物価見通しが公表される予定です。この内容が今後のテーパリングの開始時期を明確にするかもしれません。
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