家の購入は人生で1度きりの大きな買い物になる人が大半であるため、慎重に決める必要があります。
私は派遣社員ですが、昨年家を注文住宅で購入しました。住宅ローンで購入したため当然毎月の支払いがあります。
今回は、賃貸の場合の支出と、家を購入した場合の支出を比較してみたいと思います。
【住宅購入】賃貸より金銭的にメリットがあると判断する目安
家の購入を検討している際に、よく住宅メーカーの営業担当から
「現在の家賃と同じ位の住宅ローンの支払いで家を購入できますよ。」
「住宅ローンを払い終えればタダで住むことができます。」
といった言葉で住宅の購入を勧められます。
しかし、この言葉を鵜呑みにしてはいけません。
賃貸・住宅購入それぞれの支出の仕方の違い
賃貸の場合
賃貸の場合には、基本的には毎月の支払いは家賃+管理費になります。管理費は毎月支払わなければなりませんが、逆に毎月管理費を払っておきさえすれば、部屋や共用施設の維持管理は管理会社に一任できます。それ以外の更新費用や火災保険料などを除けば、管理会社などからそれ以上の支払いを求められることは基本的にはありません。
家を購入した場合
家を購入した場合には、毎月の支払いは住宅ローンの支払いのみになります。しかし、家を購入した場合に掛かる費用はそれだけではありません。
家を購入した場合、家の維持修繕を行うメンテナンス費用(賃貸でいうところの管理費)と、毎年掛かる固定資産税や火災保険料が掛かってきます。賃貸には無いのがメンテナンス費用と固定資産税です。
メンテナンス工事(維持修繕工事)は通常10年に1度行われ、30年でおよそ500~600万円程度掛かります。メンテナンスは住んでいる間ずっと必要であるため、住宅ローンの支払いが終わっても費用は見込んでおく必要があります。年間にすると15~20万円/年の金額になります。(業者の手配なども自分でやる必要があります。悪徳業者に引っかかればぼったくりなどでさらなる出費にあう可能性もあります。)
固定資産税は、住んでいる場所および家の価値にもよりますが、年間平均して10~12万円/年程度掛かります。
家を購入する方が賃貸より金銭的にメリットがあると判断する目安
以上の支出があることを踏まえると、
住宅ローンの毎月の支払い ≦(現在の賃貸の毎月の家賃+管理費)×2/3
に収まれば家を購入する金銭的なメリットがあると判断できます。
現在の住宅ローン金利は超低金利のため、この式に収まりそうだと考えてしまいがちですが、その分現在は住宅価格が上がっているためよく検討しましょう。
住宅メーカーの営業マンの言いなりになって家を購入した後に金銭的に困らないように気をつけましょう。
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