株価自体が景気の先行指標と言われていますが、株価の先行指標と言われているバルチック海運指数について説明します。
株価の先行指標 バルチック海運指数について
バルチック海運指数とは
バルチック海運指数とは、バルチック・ドライ・インデックス(BDI)とも言い、ロンドンのバルチック海運取引所が発表している指標です。
1985年のスポット運賃を1000とし、鉄鉱石、石炭、穀物の不定期運搬船の運賃を元に算出しています。
バルチック海運指数が大きいほど経済が活性化していると判断でき、株価の先行指標として見られています。
NYダウは、このバルチック海運指数に1~2ヶ月程度遅れて連動することが知られています。
リーマンショック時のバルチック海運指数の動向
リーマンショックが起きた2008年は、このバルチック海運指数も急激な動きを見せました。
2007~2008年の景気拡大により、バルチック海運指数は一時12,000近くまで高騰していましたが、リーマンショックを挟んでその半年後には826と93%の下落となりました。
直近のバルチック海運指数の動向
直近のバルチック海運指数は、2019年9月に2,500程度の高値をつけ、その後緩やかに下降を続け、2020年1月現在は580まで下がっています。
気になるのは直近6ヶ月はNYダウは上がり続け、バルチック海運指数は下がり続けていることです。
このNYダウの上昇を皆さんはどう見ますか?
実態を伴わず株価上昇しているのであれば、あるタイミングで暴落が起きる事も考えられます。
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