うつ病に用いられる薬は抗うつ薬と抗不安薬(精神安定剤)

仕事場で元気が無く抑うつ状態が続く、また毎日不安で眠れないなどの精神的な症状があれば、うつ病などの病気が疑われます。

いざ病院に行こうと思うけど、どんな薬が処方されるか、また薬が安全なものか不安だ。副作用はあるの?

こういった疑問に答えます。

この記事を書いている私(ティモシー)は、通院歴3年で現在も心療内科に通院しています。

うつ病に用いられる薬は抗うつ薬と抗不安薬(精神安定剤)

うつ病に用いられる薬は抗うつ薬と抗不安薬(精神安定剤)

抗うつ薬

抗うつ薬とは、脳内のセロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリンの量を調整する薬です。セロトニンは安心を感じる成分、ドーパミンは気力・意欲の成分、ノルアドレナリンは快楽・興味を司る成分と言われています。

現在まで、様々な種類の抗うつ薬の開発の歴史があり、一般的に昔の薬ほど効果も副作用も強いと言われています。

・三環系抗うつ薬(第一世代)

 セロトニンとノルアドレナリンの再取込み阻害作用。効果発現まで3~4週。
 副作用は、全身倦怠感、便秘、口渇、眠気、起立性低血圧、頻脈、発汗等と多い。

・四環系抗うつ薬(第二世代)

ノルアドレナリンの放出または、ノルアドレナリン再取り込み阻害作用。
 副作用は、眠気、口渇、めまい。

・SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)

2000年前後に開発された新しい抗うつ薬です。第一・第二世代の抗うつ薬は他の神経系に影響を与えていたため副作用が多かったですが、この薬は副作用は少ないです。おそらく現在ではこの薬を処方されるのが大半だと思います。

 ※私は、SSRIの1種のパロキセチン(パキシル)を服用しています。

抗うつ薬の減薬時の副作用には要注意

最近の抗うつ薬は副作用が少ないですが、減薬中の副作用には気をつける必要があります。1ヶ月周期位で、少しずつ減薬しなければ副作用が強いと言われています。病院でも薬を増減させる時は、少量刻みで変えていきます。医師の指示に従いましょう。

※私(ティモシー)は、嫁の出産時に1週間程度嫁の実家に行っていたのですが、抗うつ薬を持っていくのを忘れて、2日後くらいから副作用が襲いました。ずっと熱がある時のように頭痛がし、腕と足が電気が走ったようにビリビリ(シャンビリ感というみたいです)していました。家に帰って薬を飲んだらその副作用は嘘のように無くなった経験があります。

抗不安薬(精神安定剤)

抗不安薬は即効性があり、リラックスした状態になる薬です。薬の種類によって、薬の強さや効果時間は異なります。うつ病以外にも、手術前の不安などに処方されたりもします。

抗不安薬は抗うつ薬とは違い、頓服薬的に飲む薬です。効いている感覚も実感しやすいです。

抗不安薬の副作用

服用している間に、眠気・ふらつきが起こることがあります。また、抗不安薬は常用していると効果が薄れていくと言われており、依存すると過剰摂取してしまうようになるので注意しましょう。

※私(ティモシー)は、抗不安薬は頓服薬として処方されています。無理して仕事をしていた時は、会議・プレゼン前などで服用していました。

まとめ

抗うつ薬と抗不安薬以外にも、眠れない場合などには睡眠薬を処方されたりもします。

抗うつ薬は、昔から比べると安全な薬が開発されていおり、医師の処方を守っていればほとんど副作用はありません。もし副作用が出ても、たくさんの種類の薬があるため自分にあった薬に変えてもらうことができます。

働きながら通院することもできますので、うつ病の疑いのある症状がもしあれば近所の心療内科、精神科などに行ってみてはどうでしょうか。


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