キャピタルゲイン税増税で米国市場はどうなる?

4月22日は米国市場は大きく値を下げました。その理由として、バイデン米大統領が所得が100万ドルを超える富裕層に対してキャピタルゲイン税を現行の2倍の39.6%にすることを提案したためです。
キャピタルゲイン税増税で米国市場はどうなる?

バイデン米大統領がキャピタルゲイン税を現行の2倍にすることを提案

キャピタルゲイン税増税の可決は困難な状況か

キャピタルゲイン税の増税案の実現には議会の可決が必要で、実現はかなり困難といった状況ではありますが、もしこのキャピタルゲイン税の増税が可決されれば米国に居る富裕層が大量に海外へ流出し米国市場は大暴落するとの見方があります。

ただ、昨年からの大量の財政出動により、多大な恩恵を受けているのは富裕層であることも事実です。世界の上位1%の超富裕層は2020年だけで資産が4兆ドルも増えています。

キャピタルゲイン税増税にはいい面も?

私はもう少し増税率を縮小した形で実現するのではと考えています。現在のバブル状態を少しでも緩和する意味で、キャピタルゲイン増税は良い方向に働く事になるからです。

また、米国は貧富の差が極端になっており、富裕層の資産を税金として貧困層へ再分配することはある程度必要なことだと思います。


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